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発達障害の種類一覧|主な分類と特徴、診断基準をわかりやすく解説

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患者様が安心して治療を続けられるように、
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どんなお悩みでもまずはお気軽にご相談ください。

目次

【種類別】発達障害の主な分類と特性一覧

発達障害は、その特性によっていくつかの種類に分類されます。

代表的なものとして、主に

「自閉スペクトラム症(ASD)」

「注意欠如・多動症(ADHD)」

「限局性学習症(SLD)」

の3つのタイプが挙げられます。

これらに加え、「発達性協調運動症(DCD)」などを含めて4つに分類されることもあり、それぞれの特性は重なり合うことも少なくありません。

対人関係や強いこだわりが特徴的な「ASD(自閉スペクトラム症)」

ASD(自閉スペクトラム症)は、「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と「限定された興味やこだわり」という2つの大きな特徴を持つ発達障害です。

相手の気持ちを察したり、場の空気を読んだりすることが苦手な傾向があります。

また、特定の手順やルールに強いこだわりを見せ、予期せぬ変更に対応することが難しい場合も見受けられます。

かつて「アスペルガー症候群」や「広汎性発達障害」と呼ばれていたものも、現在はASDという診断名に統合され、特性の強弱に個人差があることから「スペクトラム(連続体)」として捉えられています。

不注意・多動性・衝動性の特性がある「ADHD(注意欠如・多動症)」

ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの特性がみられる発達障害です。

不注意の特性が強いと、集中力が続かず、忘れ物やケアレスミスが多くなります。

多動性は、じっとしていることが苦手で、落ち着きなく動き回ってしまう行動に現れます。

衝動性は、思いついたことをよく考えずに行動に移したり、順番を待てずに割り込んだりする傾向を示します。

これらの特性は、本人のやる気がないせいで起こるのではなく、脳の機能的な偏りが原因と考えられています。

特定の学習分野に困難が生じる「SLD(限局性学習症/学習障害)」

SLD(限局性学習症/学習障害)は、全般的な知的発達に遅れがないにもかかわらず、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する・推論する」といった特定の能力の習得や使用に著しい困難を示す発達障害です。

本人の努力不足や学習環境の問題が原因ではありません。

困難が生じる領域は人によって異なり、例えば、文字を読むことは得意でも、数を扱う計算が極端に苦手といったケースがあります。

早期に困難さに気づき、その特性に合った学習方法を見つけることが重要になります。

文字を読むことや書くことに困難がある「読字障害(ディスレクシア)」

読字障害(ディスレクシア)は、文字を読むことに特化した困難さを持つ状態を指します。

文字がぼやけたり、歪んで見えたり、文字の順番を入れ替えて読んでしまったりするため、文章の内容を正確に理解することが難しい傾向にあります。

音読が非常に遅い、あるいはどこを読んでいるかわからなくなるといった様子も見られます。

この特性は、知的な遅れや視力の問題とは関係なく生じるものです。

正確な診断には、専門家による詳細な検査が必要となります。

文字を正確に書くことに困難がある「書字表出障害(ディスグラフィア)」

書字表出障害(ディスグラフィア)は、文字を書くことに著しい困難を示す状態です。

文字の形や大きさを整えることが苦手で、マス目からはみ出したり、鏡文字になったりすることがあります。

また、句読点を適切に使えなかったり、文章の構成がまとまらなかったりするケースも見られます。

話すことには問題がなくても、頭の中にある考えを文字で表現するプロセスに困難が生じるため、学校の授業でノートを取ったり、作文を書いたりする場面で大きな負担を感じることがあります。

計算や数量の理解に困難がある「算数障害(ディスカリキュリア)」

算数障害(ディスカリキュリア)は、計算や数の概念を理解することに特異的な困難がある状態です。

単純な足し算や引き算が暗算でできなかったり、繰り上がりや繰り下がりで混乱したりします。

また、数の大小を比べたり、順番に数えたりすることも苦手な場合があります。

文章問題では、どの計算式を使えばよいかを判断するのが難しいといった様子も見受けられます。

未就学の段階では気づかれにくく、小学校で本格的に算数を学び始めてから困難が明らかになることも少なくありません。

ほかにもある発達障害の種類

発達障害には、これまで紹介した主要な3分類以外にも、いくつかの種類が存在します。

例えば、身体の動かし方が不器用な「発達性協調運動症」や、意図しない動きや声が出てしまう「チック症」なども含まれます。

これらの特性は、幼児期に気づかれることも多く、3歳児健診などで指摘される場合もありますが、それは決して親の育て方の問題ではありません。

身体の動きをコントロールしにくい「発達性協調運動症(DCD)」

発達性協調運動症(DCD)は、身体の動きをうまくコントロールしたり、協調させたりすることが苦手な状態です。

日常生活において、ボールを投げたり受け取ったりする球技、ハサミや箸を使うといった手先の細かな作業、自転車に乗ることなどが、年齢相応のレベルに比べて著しく困難な場合に診断される可能性があります。

単に「不器用」として見過ごされがちですが、大人になってからも、自動車の運転やパソコンのタイピングなどで困難を感じる人もいます。

学業や社会生活に支障をきたすことも少なくありません。

意図しない動きや発声が起こる「チック症群(トゥレット症候群)」

チック症群は、本人の意思とは関係なく、突然、素早い身体の動きや発声が繰り返し起こる状態です。

まばたきや顔をしかめるなどの「運動性チック」と、咳払いや鼻を鳴らすなどの「音声チック」があります。

多くは軽度で、自然に消えていくことが多いですが、複数の運動性チックと1つ以上の音声チックが1年以上続く場合、「トゥレット症候群」と診断されることがあります。

知的障害を伴うものではなく、症状の出方はストレスなどの心理的要因によって変動することもあります。

言葉がなめらかに出にくい「吃音症(小児期発症流暢症)」

吃音症は、話すときに言葉がなめらかに出てこない状態を指します。

具体的には、

「あ、あ、あのね」のように音を繰り返す(連発)

「あーのね」のように音を引き伸ばす(伸発)

「……っあのね」のように言葉が詰まって出てこない(難発、ブロック)

といった症状が見られます。

幼児期に発症することが多く、成長とともに自然に改善するケースも多いですが、症状が持続する場合もあります。

話すことへの不安や緊張から、特定の場面で症状が悪化することも少なくありません。

知っておきたい発達障害の診断と「グレーゾーン」の考え方

発達障害の特性に心当たりがある場合、診断がどのように行われるのか、また診断名がつかない「グレーゾーン」とはどのような状態なのかを知っておくことが大切です。

診断は専門的なプロセスを経て行われ、診断基準に満たない場合でも、本人が困りごとを抱えているケースは少なくありません。

発達障害の診断はどのように行われるのか

発達障害の診断は、医師によって総合的に行われます。

まず、本人や保護者からの聞き取り(問診)を通じて、現在抱えている困りごとや、子どもの頃からの生育歴、行動の特徴などを詳しく確認します。

その上で、知能検査や発達検査などの心理検査、行動観察といった客観的な情報も参考にします。

これらの結果を、米国精神医学会が作成した「DSM-5」などの国際的な診断基準に照らし合わせ、診断が確定します。

単一の検査だけで診断されることはなく、多角的な視点から慎重に判断されます。

診断名はつかない「発達障害のグレーゾーン」とは?

発達障害の「グレーゾーン」とは、発達障害の特性がいくつか見られるものの、診断基準を完全には満たさないため、明確な診断名がつかない状態を指す俗称です。

医学的な正式名称ではありません。

例えば、コミュニケーションの苦手さや不注意といった傾向はあるものの、日常生活への支障が診断基準で定められたほどではない場合などがこれにあたります。

診断名がつかなくても、本人は特性による生きづらさや困難を抱えていることがあり、必要に応じて支援や配慮を受けることが可能です。

発達障害の特性に関する悩みや困りごとの相談先

自分自身や家族の発達特性について悩みや困りごとがある場合、一人で抱え込まずに専門の窓口に相談することが重要です。

子どもと大人、また相談内容によって適切な窓口は異なります。

ここでは、それぞれの状況に応じた相談先を紹介します。

子どもの発達について相談できる窓口

子どもの発達に関する悩みは、まず身近な公的機関に相談するのが第一歩です。

市区町村の保健センターや子育て支援センターでは、保健師や心理士などの専門家が相談に応じてくれます。

また、より専門的な相談や支援が必要な場合は、発達障害者支援センターや児童相談所といった機関があります。

学校に通っている場合は、スクールカウンセラーや特別支援教育コーディネーターに相談することも有効です。

これらの窓口では、子どもの特性の理解や関わり方、必要な支援についての助言を得られます。

大人の発達障害に関する相談窓口

大人が発達障害について相談したい場合は、まず発達障害者支援センターが中心的な窓口となります。

ここでは、発達障害に関する全般的な相談に応じ、必要に応じて医療機関や福祉サービス、就労支援機関など適切な場所へつないでくれます。

また、精神保健福祉センターでも、心の健康に関する相談の一環として発達障害に関する相談が可能です。

診断を希望する場合は、精神科や心療内科といった医療機関を受診する必要がありますが、どの機関にかかればよいか分からない場合も、まずはこれらの相談窓口に連絡してみるとよいでしょう。

仕事に関する悩みを相談できる支援機関

発達障害の特性が原因で仕事に困難を感じている場合、専門の就労支援機関に相談できます。

就労移行支援事業所では、職業訓練やビジネスマナー、自己理解を深めるプログラムなどを通じて、就職や職場定着をサポートします。

また、地域障害者職業センターでは、専門的な職業評価や、ジョブコーチによる職場適応援助といった支援を提供しています。

ハローワークにも障害のある方向けの専門窓口が設置されており、求人紹介や就職に関する相談が可能です。

これらの機関を活用することで、自分の特性に合った働き方を見つけやすくなります。

発達障害の種類に関するよくある質問

ここでは、発達障害の種類や診断に関して、多くの方が疑問に思う点について解説します。

発達障害の「グレーゾーン」とは具体的にどのような状態ですか?

発達障害の特性は見られるものの、診断基準を完全には満たさない状態を指す俗称です。

診断名がつかないため、制度的な支援を受けにくい場合もありますが、本人は日常生活や社会生活で困りごとを抱えていることも少なくありません。

大人が発達障害の診断を受けたい場合、何科を受診すればよいですか?

精神科や心療内科が専門です。

特に、大人の発達障害を専門的に診療している医療機関を受診することが望ましいでしょう。

事前にウェブサイトや電話で、発達障害の診断や検査が可能かを確認することをお勧めします。

発達障害の原因は何ですか?遺伝も関係するのでしょうか?

生まれつきの脳機能の偏りが原因と考えられており、親の育て方やしつけによるものではありません。

遺伝的要因が関与する可能性も指摘されていますが、さまざまな要因が複雑に絡み合って発現すると考えられており、原因はまだ完全には解明されていません。

まとめ

発達障害にはASD、ADHD、SLDをはじめとする様々な種類があり、その特性の現れ方は一人ひとり異なります。

複数の特性を併せ持つことも珍しくありません。

発達障害は生まれ持った脳機能の特性であり、その人自身の課題であると同時に、周囲の理解や環境調整によって困難が軽減されることも多くあります。

もし自身や家族のことで気になることがあれば、専門の相談機関を利用し、一人で悩まずに適切な情報を得ることが大切です。



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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴

  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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