精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

どの科で診てもらう?

更年期特有の症状には婦人科の受診を

50代のエストロゲン減少が招く自律神経の乱れ

 人生の節目とも言える50代には、エストロゲンという女性ホルモンの減少により、自律神経が不安定になりやすい時期です。エストロゲンの低下は、体温調節や心のバランスに影響を及ぼし、これが自律神経失調症状として現れます。更年期には、このような体と心の不調が多面的に表れるのが典型的な特徴です。

 日常生活の中で感じる、些細な不調も「受診するほどではないかも」と躊躇うこともあれば、「こんなに体が不調なのは、何か大きな病気のサインではないか」と不安に思うこともあります。加えて、症状が日々変わることもあり、どの専門医を受診すればよいのか迷うことも少なくありません。このような時期には、月経周期の変化や閉経を迎えることが多い50代前後の女性にとって、まず婦人科の受診を考えることが大切です。

更年期障害への心療内科のアプローチ

更年期に伴う心身の不調と心療内科の役割

更年期は、身体だけでなく心にもさまざまな影響を及ぼす時期です。エストロゲンの減少が引き起こす自律神経の不調は、心理的な側面も大きく関与しています。心療内科は、このような心身症に対し、心と体の双方からアプローチを行う医学分野です。心理的原因によって生じる身体の症状を、医学的な視点と心理社会的な視点から総合的に診察し、治療していくことが特徴です​ 。

この時期に現れる不調としては、更年期障害だけでなく、ストレス関連疾患や様々な慢性痛など、心理的な要素が大きく影響する疾患があります。心療内科では、これらの疾患に対して、薬物療法、認知行動療法、支持的精神療法などの心理療法を含む多角的な治療を行います。治療計画は、患者さん一人ひとりの症状や心の状態に応じてカスタマイズされ、定期的な経過観察と治療計画の調整を通じて、適切なサポートを提供します​ ​。

受診のタイミングは、症状が日常生活に支障をきたすようになったとき、自己管理や周囲からのサポートだけでは改善が見られない場合、または心の問題に専門的なアドバイスが必要と感じたときなど、個人の状況に応じて異なります。メンタルヘルスのケアは、心の健康を維持し、充実した生活を送る上で非常に重要です。心療内科医は、これらの問題を適切に対処し、回復を促すことで、患者さんの生活の質の向上をサポートします​ 。

更年期における心身の不調は多岐にわたりますが、心療内科ではこれらの複雑な症状に対して、個々の患者さんに合わせた治療を提供することで、日々の生活における支障を軽減し、より良い生活の質を目指すサポートを行います。

専門科による検査の重要性

体の不調を具体的に理解する第一歩

さまざまな身体の不調を抱えたとき、「今、何が自分の体に起きているのか?」を具体的に把握することから始めましょう。自分の身体に対して、「どの部位がどのように不調を感じているのか」「最も改善したい症状は何か」を自問自答することで、対処すべき問題点を明確にすることができます。症状を一覧にし、優先順位をつけることで、どの専門科を受診するべきかの判断材料にもなります。

例えば、「胸のドキドキや息苦しさ」が最も心配な症状であれば、循環器科を受診し、心電図を含む検査を受けることが一つのステップとなります。50代の女性は、生活習慣病やうつ病など、様々な病気のリスクが高まる時期でもあります。定期的な健康診断で体調をチェックすることはもちろん、自覚症状がある場合には「更年期だから」と早合点せず、専門医の診断を受けることが大切です。

しかし、多くの症状が重なると、それぞれの診療科を受診し、得られた検査結果を整理すること自体が困難になることもあります。そのような場合には、婦人科を最初に受診し、そこから必要に応じて他の診療科への紹介状をもらうという方法もあります。重大な病気がないことが確認できれば、更年期の症状として安心して治療を進めることができるでしょう。

更年期症状と見分けがつきにくい疾患の例

  • 多汗、のぼせ、疲れやすさ:バセドー病や橋本病といった甲状腺の異常が原因であることも考えられます。
  • 頭痛やめまい、ふらつき:これらは脳腫瘍や高血圧、起立性低血圧など、脳や血圧に関わる病気のサインである可能性があります。
  • 動悸や息切れ:これらの症状は、狭心症や不整脈、鉄欠乏性貧血といった病気の兆候であることもあります。
  • 手指のこわばりや痛み:これは関節リウマチの可能性があります。
  • のどのつかえ:逆流性食道炎や喉頭がん、甲状腺炎など、食道や喉に関連する病気が潜んでいる可能性があります。
  • 不正出血:これは子宮頸がんや子宮体がんの初期症状であることがあります

更年期とうつ病の差別化ポイント

女性のうつ病発症率は男性の2倍に及び、特に40代後半からの更年期に多く見られます。産後うつや重度のPMSを経験した方は、更年期にもうつ病になりやすいとされています。更年期に気分の落ち込みを感じた場合は、婦人科や精神科への早期相談が推奨されます。また、更年期症状に対してはHRTや漢方、軽い抗うつ剤や精神安定薬の処方も一般的です。うつ症状が改善しない場合は、精神科や心療内科のカウンセリングを受けることが助けになります。更年期における心の健康管理は、症状へのこだわりを減らし、適切な専門家への相談が鍵です。


 

よくある質問

Q.更年期障害とうつ病の症状はどのように異なりますか?

更年期障害はホットフラッシュや夜間の発汗などの身体症状が主で、エストロゲンの低下が原因です。一方、うつ病は持続的な悲しみや興味の喪失、疲労感が主な症状で、心理的な要因が関与しています。

Q.更年期障害の診療はどの科で受けるべきですか?

更年期障害の診療はまず婦人科を受診することが推奨されます。婦人科での診察後、必要に応じて心療内科や他の専門医に紹介されることがあります。

Q.更年期障害と診断された場合の一般的な治療法は何ですか?

更年期障害の治療にはホルモン補充療法や漢方薬、ライフスタイルの改善、ストレス管理、心理療法などがあります。個々の症状に応じて治療法が選ばれます。


 


渋谷区恵比寿の心療内科・精神科
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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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