精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

心療内科の通院、中断の注意/家族の治療

家族がうつ病治療を中断した時の対処法

うつ病を患う家族が、医師の指示なく治療や薬の服用を止めてしまう場合、家族はどう対応すれば良いのでしょうか。医師との密なコミュニケーションを保ち、自己判断での治療中断を避けることが重要です。予約のすっぽかしを避け、通院を続けること、また、通院を終了したい場合には専門家との相談を重ねることが勧められます​​​​。

はじめに

うつ病診断を受けた家族が治療を途中でやめたり、薬を服用しなくなったりした場合、家族の不安は計り知れません。うつ病を持つ人が通院や服薬を拒否することは珍しくありません。では、家族にできることは何でしょうか。

通院・服薬中断時の家族の対応

家族がうつ病の治療を中断する理由は様々です。症状の改善や通院の困難さなど、患者さんによって異なります。しかし、通院を中断することは症状の再発や悪化のリスクを高めます。自己判断での中断は避け、医師との相談を優先しましょう​​​​​​。

うつ病再発の兆候

うつ病の再発は、最初に病気になった時と似た症状が現れることが多いです。再発を防ぐためにも、回復したと感じた後も一定期間は治療を続けることが必要です。医師の指示に従い、維持療法を続けましょう​​。

医師との相性

治療方針や人間性は医師によって異なります。相性が合わない場合は、転院やセカンドオピニオンを検討することも一つの方法です。患者の権利として、別の医師の意見を求めることは現代の医療において当然のことです​​。

通院の継続が大切な理由

通院を勝手にやめると、症状が再発したり悪化したりするリスクがあります。治療の途中でやめてしまうと、せっかくの治療が水の泡になってしまう恐れがあります。最終的には、医師から「通院しなくても良い」と言われるまで、通院を続けることが推奨されます​​。

通院や服薬をやめてしまう理由とその対処法

うつ病や他の精神疾患で治療を受けている方が、なぜ治療を途中でやめてしまうのか、その理由は多岐にわたります。以下では、その理由と、家族や周りの人々がどのようにサポートできるかを解説します。

理由①:治療の効果が実感できない

多くの患者さんが治療の効果をすぐに実感できず、不安や疑問を持つことがあります。薬を飲んでいても体調が改善されないと感じたり、治療の目的や期間について不明瞭に思うことがあります。このような状況で、一部の方々は「薬を飲む意味がない」と感じ、治療をやめてしまうことがあります​​。

理由②:薬の副作用に悩む

うつ病治療に使用される薬剤には、副作用が伴うことがあり、それが原因で治療を断念する人もいます。副作用による不快感や、長期間の服用による健康への影響を懸念する声があります​​。

理由③:病院へ行くこと自体が負担に

症状が重い時には、起床、身支度、外出など日常の動作が困難になり、これが通院への大きな障壁となることがあります。特に、朝方に薬の影響で起きるのが難しい場合もあります​​。

理由④:症状が改善してきたと感じる

症状が改善してきたと感じると、一部の患者さんはもう治療は必要ないと判断し、自己の判断で治療を中断してしまうことがあります。しかし、これにより症状が再発することも少なくありません​​。

対処法とサポート

治療や服薬を中断してしまう理由はさまざまですが、家族や周囲の人々ができるサポートは重要です。主治医とのコミュニケーションを促し、副作用に悩む場合は適切な対処法を相談する、通院の際のサポートを提供するなど、患者さんが治療を継続できるように支援することが重要です。また、治療の重要性や、治療を中断することのリスクについて、適切な情報提供を行うことも有効です​​​​​​。

このように、治療の中断には多くの理由がありますが、それぞれの状況に応じた適切なサポートと理解が必要です。患者さんが安心して治療を続けられる環境を整えることが、回復への第一歩となります。

家族ができる支援と理解

うつ病治療中に患者さんが服薬や通院を自己判断でやめてしまうことは珍しくありません。このような状況では、家族がどのようにサポートすればよいのでしょうか。以下では、患者さんが治療を中断する可能性のあるいくつかの理由と、それに対する家族の対応方法についてご紹介します。

治療の効果を感じられない場合

病状の改善が見られないとき、患者さんは治療の意味を疑問に感じることがあります。この場合、家族は患者さんと共に医師の診察を受け、治療計画の見直しや説明を求めることが重要です。「効果が見られない時はどうすればいいのか」「今後の治療方針について」など、医師に具体的な質問をすることで、患者さんの不安を和らげ、治療への理解を深めることができます​​​​。

薬の副作用による中断

副作用は患者さんが治療を中断する大きな理由の一つです。家族は患者さんが体験している副作用を一緒に整理し、医師や薬剤師に相談することを勧めます。副作用の具体的な内容や、それに対する改善策について専門家の意見を求めることで、患者さんが治療を継続しやすくなるかもしれません​​​​。

通院が困難な場合

患者さんが病院に行くこと自体を困難と感じている場合、家族は病院訪問をサポートするための方法を検討することが役立ちます。例えば、体調が比較的良い時間帯に通院する計画を立てる、移動の手助けをするなどが考えられます。患者さんが病院への訪問を楽に感じるよう、サポートを提供することが大切です​​。

状態が改善されたと感じる場合

患者さんが自己判断で治療をやめたいと考える場合は、家族が客観的な視点から状況を伝え、医師の意見を仰ぐことが推奨されます。例えば、「最近、体調が良くなっているように見えるけれど、まだ心配な点がある。一緒に医師に相談しよう」と提案することで、患者さんが安心して治療を継続する手助けができます​​​​。

通院や服薬の拒否をどう扱うか

うつ病や他の精神疾患を抱えている患者さんが、治療の重要性にも関わらず通院や服薬を拒否することは、家族にとって大きな課題です。家族ができる最善の対応策について、具体的なアプローチをご紹介します。

症状の記録をつける

患者さんが受診を決意した時に備え、症状の変化や日常生活での特記事項をメモしておくことが役立ちます。これにより、医師が患者さんの状態を迅速かつ正確に把握するのに役立ちます。ただし、家族の負担を考慮し、無理のない範囲で行ってください。

様子を見る期間を設定する

患者さん自身が治療の必要性を感じるまで、一定期間様子を見ることも一つの方法です。この期間をあらかじめ家族と相談し設定することで、症状が改善しない場合に再度医療機関を受診するよう促すことができます。

家族だけで医療機関に相談する

患者さんが受診を拒否する場合でも、家族自身が医師や専門機関に相談することは可能です。患者さんの状態について専門家の意見を聞き、どのようにサポートすれば良いかアドバイスを求めましょう。

公的な支援機関に相談する

自治体の福祉担当や保健所、保健センター、精神保健福祉センターなど、公的な支援機関は家族が直面する様々な問題に対する相談や支援を提供しています。専門家の意見を聞くことで、新たな解決策を見つけることができるかもしれません。

最後に

患者さんへの支援はもちろん重要ですが、家族自身の心のケアも忘れてはいけません。治療プロセスは時に困難で、精神的にも負担が大きくなりがちです。家族が健康を維持するためにも、定期的に専門家に相談したり、家族で支え合ったりすることが大切です。どんなに難しい状況でも、家族が一丸となって患者さんを支えることで、前向きな変化を促すことが可能になります。

このアプローチは、患者さんが治療に前向きになるきっかけを作ると共に、家族全体で精神疾患と向き合うための理解を深める助けとなるでしょう。



渋谷区恵比寿の心療内科・精神科
ハロスキンクリニックの紹介

体や心に変わったことを感じた際は、遠慮なくご相談ください。

LINE登録24時間予約受付こちら

※当院は児童精神科医が在籍していないため、予約は16歳以上の患者様に限らせていただきます。ご了承ください。

【提携院】大阪府心斎橋の心療内科・精神科
おおかみこころのクリニック心斎橋院(メディカルアルファクリニック)のご紹介

体や心に変わったことを感じた際は、遠慮なくご相談ください。

LINE登録24時間予約受付こちら

※児童精神科医が在籍していないため、予約は16歳以上の患者様に限らせていただきます。ご了承ください。

監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
LINE登録今すぐLINEで診察予約