心療内科・精神科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

強迫性障害(OCD)発見!どう対応する?

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強迫性障害(OCD)の発症について

強迫性障害(OCD)は、平均して20歳前後に最もよく発症するとされていますが、その実態はもっと幅広い年齢層に及びます。この病は、男性と女性の間でほぼ等しい割合で見られ、特定の生活変化がきっかけで発症することもあります。例えば、女性では結婚や出産などの大きな人生のイベント後に発症するケースがよくあります。また、子どもたちにおいても1~2%がこの病を抱えていると考えられており、18歳以下で発症する例も少なくありません。特に10歳前後に発症するケースも報告されています​ ​。

強迫性障害は、不合理な行動や思考を反復してしまうことに特徴があり、症状には「認知タイプ」と「運動性タイプ」の二種類が存在します。前者は過剰な不安によるもので、例えば病気になることへの過度な恐れなどが含まれます。後者では、特定の行動を繰り返し行うことで不安を緩和しようとする特徴があります。これらの症状は、精神療法や薬物療法によって改善することが多く、特に認知行動療法が有効とされています​​。

診断には、「DSM-Ⅴ」と「ICD-10」の二つの主要な基準が存在します。これらは、強迫性障害を診断する際のガイドラインとして世界的に認知されており、医師が症状に基づいて診断を下すための重要なツールです。これにより、医師による診断の差をなくし、より一貫性のある治療を提供することが目指されています​。

以上の情報は、強迫性障害に関する理解を深めるための基礎知識として重要です。発症の背景や症状、診断基準を知ることで、必要な治療を適切な時期に受けることができます。

強迫性障害(OCD)の原因とは?

強迫性障害(OCD)は、不合理な行動や考えが強迫観念として現れ、それを止められない状態を指します。この疾患の原因はまだ完全には解明されていませんが、脳内の特定部位の障害や、神経伝達物質の機能異常との関連が指摘されています。特に、大脳基底核辺縁系の障害やセロトニンなどの神経伝達物質の異常が、発症メカニズムに深く関わっていると考えられています。また、ストレスの影響によって発症するケースもあるものの、多くの場合、特定の引き金なしに徐々に症状が現れることが多いです​ 。

強迫性障害(OCD)にかかりやすい性格とは?

強迫性障害にかかりやすいとされる性格には、几帳面で完璧主義的な傾向がある人が含まれます。これまで、OCDの原因は心理的や社会的要因によるとされてきましたが、近年の研究では、脳の機能障害が背景にあることが明らかになってきました。つまり、OCDには個人の性格や心理状態だけでなく、脳の生理学的な側面も深く関わっていると言えます​ 。

これらの情報から、強迫性障害(OCD)の理解を深めることができます。OCDは複雑な要因によって引き起こされる疾患であり、性格的な要素だけでなく、脳の生理的な側面も大きく影響していることが分かります。

強迫性障害(OCD)に気づいたらどうする?

強迫性障害(OCD)の症状に気づいたら、最初にすべきことは、心療内科や精神科の専門医に相談することです。OCDと似た症状は、うつ病や統合失調症など、他の精神疾患の兆候でもあるため、専門的な診断と検査が不可欠です​。

家族や身近な人は、患者さんが抱える「つらい症状」に対して理解と支援を示してください。些細なことに過剰に反応する患者さんの行動を「なぜ気にするのか」と疑問に思うかもしれませんが、それ自体が病気の一部であることを認識してください。実際、患者さんが経験する苦痛は外から見える以上に深刻であり、うつ病や不安障害を併発しやすい状態にあるため、適切な鑑別診断が求められます​ 。

特に自己認識が難しい場合、不安障害などを併発してしまうことも少なくありません。そのため、OCDにおいては、周囲の理解や配慮が極めて重要になります​ 。

強迫性障害(OCD)についてまとめ

強迫性障害(OCD)に関して気づきや対処のポイントは、症状を自覚したら迅速に心療内科や精神科を受診することが重要です。これは、OCDと見られる症状が他の精神疾患、例えばうつ病や統合失調症と似ているため、専門的な診断が必要であるためです​ 。また、患者さんを支える家族や友人は、表面的に見える行動や感情だけでなく、その背後にある深刻な苦痛や不安を理解し、適切なサポートを心がけることが求められます。

OCDの治療とサポートには、周囲の理解と患者さん自身の自覚が不可欠です。特に、精神疾患は身近な問題であり、社会全体での認識とサポート体制の充実が重要とされています​。


 

よくある質問

Q.強迫性障害(OCD)とはどのような症状が現れますか?

強迫性障害は、不合理な行動や思考を繰り返す特徴があります。過剰な不安による行動や特定の行動を反復して不安を緩和しようとする症状が見られます。

Q.強迫性障害(OCD)を発症しやすい性格や原因は何ですか?

几帳面で完璧主義的な性格がOCDを発症しやすいとされています。原因としては、脳内の特定部位の障害や神経伝達物質の機能異常、ストレスの影響が考えられます。

Q.強迫性障害(OCD)に気づいた場合、どのように対応すれば良いですか?

OCDの症状に気づいたら、心療内科や精神科の専門医に相談することが重要です。家族や身近な人は、患者さんの苦痛を理解し、適切なサポートを提供することが求められます。


 


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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長

Dr.MASAOMI.O

どんな小さな悩みや不安でも、精神科医として真摯に受け止め、丁寧に対応いたします。
心のケアは一歩一歩、自分のペースで進めることが大切です。あなたの声を大切にし、解決への道を一緒に探していきます。
一人で抱え込まず、気軽にお話をお聞かせください。
あなたの心と体の健康をサポートすることが私たちの使命です。いつでもお待ちしております。

略歴
  • 国立病院機構静岡医療センター
  • 聖マリアンナ医科大学病院
  • 富士見台病院
  • アルコール依存症の診断と治療 研修済
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