精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

生理前に眠れないのはなぜ?

生理前の不眠は非常に一般的であり、多くの女性が経験します。生理前に眠れない症状は、一般的にPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)と深く関係しています。これらの状態は、月経周期のホルモン変動、特にプロゲステロンとエストロゲンの変化によって引き起こされることが多いです。ホルモンの変動は睡眠リズムに影響を与え、不眠や浅い眠りを引き起こすことがあります。

眠れないのは、女性ホルモンのせい?

女性ホルモン、特にエストロゲンとプロゲステロンは、女性の生理周期や全体的な健康、そして睡眠に大きな影響を与えます。これらのホルモンは睡眠サイクル、特に睡眠の質と深さに影響を及ぼし、月経周期の変動によってその影響がさらに顕著になることがあります。

PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)とは

PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)は、月経周期に関連する状態ですが、その症状の重さと影響の度合いに違いがあります。

PMSでは、症状が不快であっても日常生活は通常通りに過ごすことが可能ですが、PMDDでは、症状が極めて深刻で、社会生活や職業生活に重大な障害をもたらすことがあります。

PMS(月経前症候群)

PMSは女性の多くが経験する比較的一般的な状態で、月経周期のラストウィークにさまざまな身体的、感情的症状が現れます。これらの症状は不快ではあるものの、通常は日常生活に大きな支障を来すほどではありません。

  • 情緒不安定(イライラ、気分の落ち込みなど)
  • 身体的な不快感(腹部膨満感、頭痛、乳房の張りなど)
  • 疲労感
  • 集中困難

PMDD(月経前不快気分障害)

PMDDは、PMSよりもはるかに重度で、患者の生活の質を著しく低下させる可能性があります。PMDDの症状は月経前に現れ、月経が始まると軽減または消失しますが、症状は非常に重く、日常生活や人間関係に深刻な影響を及ぼします。

  • 極度の情緒的変動(深刻なうつ症状、急激な気分変動)
  • 強いイライラ感や怒り
  • 無力感や自己嫌悪
  • 自殺念慮や絶望感
  • 身体的症状(関節痛、筋肉痛、体重増加など)

これらの症状は、月経が始まると通常は和らぎますが、症状が現れる周期中は個人の生活に大きな影響を与えることがあります。適切な診断と治療によって、これらの症状の管理が可能です。PMDDは、婦人科や心療内科での受診を推奨します。治療には、抗うつ薬やホルモン治療が推奨されることがあります。

更年期障害や産褥期にも原因がある可能性がある

更年期には、
エストロゲンとプロゲステロンといった女性ホルモンのレベルが減少し、このホルモン変動は睡眠パターンに影響を与えることがあります。特に、熱感、夜間の汗、情緒の変動などの更年期症状が睡眠障害を引き起こす原因となります。

産褥期は、
急激なホルモン変化と新生児の世話が重なり、多くの新しい母親が質の良い睡眠を取ることが困難になります。産褥期の女性は、エストロゲンとプロゲステロンの急激な減少により、不眠や睡眠の質の低下を経験することがあります。また、産後うつや産後の不安も睡眠問題を引き起こす一因となることがあります。

まずは、寝る時間を確保!眠れない時の対策

生理前に眠れない場合の対策と予防には、ライフスタイルの調整や特定のリラクゼーション技術が効果的です。

生活習慣の改善

規則正しい睡眠スケジュールの設定

毎晩同じ時間にベッドに入り、同じ時間に起床することで体内時計を整えます。

カフェインとアルコールの摂取制限

特に午後からはカフェインの摂取を控え、アルコールも避けることで、睡眠の質を改善します。

適度な運動

定期的な運動は睡眠の質を向上させますが、就寝数時間前の激しい運動は避けるようにしてください。

ストレス管理とリラクゼーション

リラクゼーション技術の習得

ヨガ、瞑想、深呼吸などのリラクゼーション技術を習慣化し、就寝前に実践します。

お風呂は湯船に

就寝前に温かいお風呂に浸かることで、体温が上がり、その後自然に下がるときに睡眠を促進します。

栄養とサプリメント

マグネシウムやカルシウムの摂取

マグネシウムやカルシウムは筋肉をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果があります。これらのミネラルを含む食品を摂取するか、サプリメントを検討してください。

バランスの取れた食事

栄養バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンB6が豊富な食品を取り入れると良いです。ビタミンB6はプロゲステロンの生産を助け、ホルモンバランスを改善するのに役立ちます。

生理前に起こる睡眠問題を緩和し、より快適な睡眠を得るために役立ちます。それでも問題が解決しない場合は、専門機関に相談して専門的なアドバイスを受けることが重要です。

まとめ

生理前の睡眠トラブルは、多くの女性にとって共通の悩みですが、規則正しい睡眠習慣の確立、ストレス管理技術の習得、適切な栄養摂取など、症状を軽減するための様々な対策があります。これらの方法を試し、必要に応じて専門家の助言を求めることで、生理前の睡眠問題を効果的に管理し、より快適な夜を過ごすことができます。


 

よくある質問

Q.生理前に眠れない原因は何ですか?

生理前に眠れない原因は、エストロゲンとプロゲステロンのホルモン変動が睡眠リズムに影響を与えるためです。特にPMSやPMDDなどの月経前症候群が関連しています。

Q.PMSとPMDDの違いは何ですか?

PMSは不快な症状があるものの通常の日常生活を送れる状態で、PMDDは症状が深刻で日常生活や職業生活に重大な障害をもたらす状態です。

Q.生理前の不眠を改善する方法は何ですか?

規則正しい睡眠スケジュール、カフェインとアルコールの制限、適度な運動、リラクゼーション技術の習得、栄養バランスの取れた食事、マグネシウムやカルシウムの摂取が効果的です。


 


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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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