精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

人間関係リセット症候群になる人の心理と発達障害との関係

「人間関係リセット症候群」って聞いたことありますか?周りにそんな感じの人はいますか?もしかしたら自分がそうかもしれない、と思う人はどんな時にそのような行動に出てしまうか、きちんと自覚していきましょう。

リセット癖は病気ではない

人間関係リセット症候群は病気でも診断名でもありません。

突然、人との関係を切りたくなる、転職したくなる、引っ越したくなる、SNSのアカウントを消したくなる、など自身と他者のつながりを断ち切りたくなる衝動的な行動をいいます。

人間関係リセットは発達障害に多い

発達障害者の中には、リセット癖を持つ人がいる場合があります。

このリセット癖は、環境やルーティーンの変化に対する、大きな不安やストレスから生じることがあります。発達障害の特性を持つ人は、自分の置かれている状況がコントロールできなくなると、自身の保身や安心を求めて環境をリセットしようとする傾向があります。

これは、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害に関連することがあります。

自閉症スペクトラムとは

ASDとも呼ばれ、コミュニケーションや社会的相互作用、興味や行動の範囲において特定の特徴を持つ状態です。ASDは、幅広いスペクトラムを持ち、個人差が大きいため、症状や程度はさまざまです。特定の興味やマイルールへの執着、コミュニケーションの困難、感覚過敏などが典型的な特徴として挙げられます。

注意欠如多動性障害とは

ADHDとも呼ばれ、注意力や衝動の制御、活動レベルの調節に問題がある神経発達障害です。主な特徴には、注意散漫、多動性、衝動性の高さがあります。ADHDの特性は、日常生活や学業、社会的関係に影響を与えることがあります。

リセット癖がある発達障害者にとって、予測可能性や安定性を提供することが大切です。環境の予測可能性を高め、ストレスの少ない空間作りをすることが含まれます。また、適切なサポートやそれぞれに合った指導を通じて、特性を持った人が自身の置かれている状況をコントロールできるスキルを身につけることも大事です。リセット癖を持つ発達障害者にとって、それぞれの特性に合ったサポートが大切です。

人間関係リセット症候群の特徴5つ

過去のトラウマや不安がよぎる

この症候群は、過去の人間関係や社会的経験に関連するトラウマや不安から生じる困難を特徴とします。

新しい人間関係への抵抗感

過去の経験から、新しい人間関係の構築に対する抵抗感が強く現れることがあります。

社会的な疎外感

周囲との社会的接触が難しくなり、孤立感や疎外感を感じることがあります。

リセット癖が続く

過去のトラウマや不安により、対人関係のパターンが繰り返され、時折リセットを試みてしまいます。

社会的不安やストレスの増加

新しい人間関係を築くことへの不安やストレスが増加し、日常生活に支障が出ることがあります。

これらの5つの特徴は、一般的な人間関係リセット症候群の特徴に過ぎません。

それぞれが歩んできた経験や自身を取り巻く状況によって異なる場合があります。

友だちが突然いなくなった

連絡しても無視、つながっていたSNSにもいない、電話番号も家も知らない、なんて事がこの時代よくあり、ネット上だけの関係も多いと思います。

いなくなってからでは遅い

人間関係リセット症候群は、その人が関わる生活状況や自身のニーズを理解し、サポートすることが大切です。過去のトラウマや不安について話し合ったり、新しい人間関係の構築に向けて、共に取り組んだりすることでサポートすることができます。

理解と忍耐を持って接し、その人が自分のペースで対人関係を再構築できるよう、気持ちに寄り添ってあげましょう。

愛情とサポート力がある友人やパートナーは、人間関係リセット症候群を抱える人たちにとって、とても大きな支えとなります。

リセットしたくなった時の対処法

ストレス管理技術の習得

ストレス管理スキルを学ぶことで、リセット癖を減らすことができます。深呼吸やマインドフルネス、リラクゼーションスキルなど、ストレスを軽減するために、自身に合った対処法を身につけましょう。

予測可能な環境の作成

日常生活や仕事環境を予測可能で安心安定したものにすることで、リセットの必要性を減らすことができます。定期的なルーティーンやスケジュールを作成し、予測可能性を高めることが大切です。

問題解決と対処策を練る

リセットが発生する自身のトリガーを特定して自覚し、それらに対処するための戦略を練りましょう。自身を客観的に見てみたり、カウンセリングを通じて、リセット癖の背景にある原因を理解し、それに対処する方法を見つけることが必要です。

コミュニケーションの向上

リセットが起こる前に、感情やストレスを適切に表現し、他者にサポートを求めることが大切です。信頼できる友人や家族、パートナーとの円滑なコミュニケーションを通じて、自分の感情やニーズを打ち明け、理解してもらいましょう。

専門家のアドバイスやサポート

発達障害の特性やメンタルヘルスの状況に応じて、専門家による心理療法やカウンセリングを受けることもできます。専門家と一緒に、リセット癖に関連する問題を理解し、効果的な対処プログラムを学びましょう。

心理療法士、精神保健カウンセラー、臨床心理士、または精神科医などの専門家に相談することが役立ちます。

これらの対処法を組み合わせることで、人間関係リセット症候群を管理しやすくなり、より健康的な対人関係を築くことができます。

まとめ

ASDやADHDの特性が、新しい人間関係の構築や社会的相互作用において困難をもたらし、それがリセット症候群の発現につながる場合があります。

それぞれ異なるところと、一部関連するところもあり、そのため、これらの問題が起きた場合、さまざまな対処法があります。

まずは、インターネットや専門書などで情報を集め、周りの意見も聞いてみましょう。

どうしてリセットしたくなるのか?リセットしてしまったのか?

自分だけでは分からない場合は、専門家への相談が大切です。



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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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