精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

発達障害を疑ったら実施しよう!ウィスク検査でわかること

WISC(ウィスク)検査というものを知っていますか?

自身が小さい頃やお子様など、検査を勧められたことがあって、少し調べた人もいるかもしれません。漠然とした情報だけではなく、ウィスク検査について深堀してみましょう。

ウィスク検査とは

ウィスク検査(WISC検査)は、「ウェクスラー・インテリジェンス・スケール・フォー・チルドレン(Wechsler Intelligence Scale for Children)」の略称で、子どもの知能を測定するための心理評価検査のひとつです。このウィスク検査は、デビッド・ウェクスラーによって開発され、子どもの「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの基準とIQ(知能指数)を数値化する検査で、それぞれの子どもの「得意な部分と苦手な部分」から「その子どもにとってより良いサポートの手がかりを収集する」ことを目的として、専門家が認知領域を評価判定します。

発達障害かどうかを見るための検査ではない

ウィスク検査は発達障害かどうかを診断する検査ではありません。あくまで、発達障害の診断の補助ツールの役割になり、ウィスク検査だけで発達障害と判断されることはありません。

発達障害かどうかについては、専門医による総合的な判断になります。

ウィスク検査を勧められた時は

ウィスク検査を勧められる理由は、

  • 学習能力が著しく低い
  • 発達障害の疑い
  • 認知機能の確認
  • 教育的サポートのための必要検査
  • ギフテッドの可能性

など複数の理由があり、”発達障害の疑いがあるから”とは一概に言えません。

ウィスク検査を行う専門家に問い合わせして、検査のプロセスなど、詳細を確認しましょう。

ウィスク検査を受けた方がいい子どもとは

さまざまな観点から子どもたちが受けることが推奨される心理評価です。この検査を勧める対象は以下のような状況の子どもたちです。

学習障害の評価

学校での学習に困難を抱えている子どもたちが対象になります。学習障害(L)該当する読み書きや算数が苦手だったり、特定の学習分野で予想される年齢に沿った進歩を示せていない場合に、その原因を理解するために実施されます。

知的能力の全体的な評価

子どもの知的能力や認知機能の全体的なレベルを把握するために使用されます。これにより、子どもが直面している課題や強みや弱みを明らかにし、適切な教育的サポートや発達支援プログラムの設計のための大切な手助けをします。

発達障害のスクリーニング

自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、その他の発達障害が疑われる場合に、詳しい認知評価を行うために有効な検査です。

ギフテッド(特別な才能を持つ)の識別

非常に優れた学習能力や知的能力を持つ子どもたち、いわゆるギフテッド児を特定するためにも使用されます。検査を行うことにより、ギフテッドの子どもたちに適した教育プログラムをスタートさせるために必要な詳しい情報がわかります。

さまざまな教育計画の調整

個々の教育計画の策定に必要な詳しい情報を認識するため、この検査が利用されることがあります。

それぞれの子どもの特定のニーズや多様な状況に合わせてカスタマイズされた教育的介入が計画されます。

ウィスク検査は、個々の学習計画の作成や、発達障害の診断補助にも使われます。子どもの知能能力の適切な評価やギフテッドの特定など、子どもが直面している認知的または心理的な課題に対する、具体的な介入や支援を計画するためのベーシックな検査です。この検査結果の情報をもとに、治療計画やサポートサービスがそれぞれの子どもたちにカスタマイズされ、活用されます。

どこで受けられるのか

ウィスク検査は、専門の心理学者や臨床心理士や学校のカウンセラーなど、小児科や児童精神科の医師などから推薦を受けることができます。また、教育委員会などの特別支援教育課でも受けられる場合があります。

事前に、直接問い合わせしましょう。

実施する医院を見つけたら、ウィスク検査について、事前に問い合わせしましょう。そして、検査予約を経て、検査当日はリラックスした最高の状態で受けましょう。

検査の流れは

  • 検査を受けれる検査機関を探す
  • 事前に予約とスケジュール決定
  • 検査におよそ数時間かかり、結果が出るのも時間がかかる場合がある
  • 専門家が、検査の結果をスコアリングし、データ分析や認知能力プロファイルを作成
  • 専門家と保護者、または本人に検査結果をフィードバック
  • 専門家や各自治体のカウンセラーなどが、それぞれの子どもに適した生活環境や学業でのサポート、療育プログラムの提案
  • 専門家のアドバイスをヒントに、子どもの教育や発達についてサポートプログラムを実践

ウィスク検査の実施には、数時間かかることがあり、複数のサブテストから構成されています。これらのテストは、子どもの言語的能力、非言語的能力、記憶力、処理速度を評価します。

検査結果では、専門家が評価し詳しい検査報告書を作成します。報告書とともに保護者へのフィードバックがされ、次のステップへの話し合いが行われます。

次のステップが決まれば、学校や過程での適切なサポートが提案され、追加のサポートプログラムの案内などがされます。

まとめ

ウィスク検査は何となく理解できたでしょうか?

ウィスク検査にはさまざまなメリットがあります。

  • 認知プロファイルの矯正
  • それぞれに合った教育アプローチ方法
  • 発達障害のスクリーニングの補助
  • ギフテッド児の特定
  • 専門家のサポート介入と療育プログラムや発達外来への誘導

ウィスク検査を受けることによって、それぞれの子どもの発達に関する大きな理解を示し、子どもが最良の人生が送れるよう、保護者の協力が必要不可欠です。

子どもの成長とそれぞれに合った生活環境や教育環境をサポートするための具体的な情報源として、皆にとってとても有効なツールになります。



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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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