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統合失調症の人は本当に寿命が短い?男女別の平均寿命と短命の理由、長生きするための対策を解説

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統合失調症の人の平均寿命とは?

近年、日本における統合失調症患者の寿命が一般より短いことが注目されています。研究では、統合失調症の人の寿命が平均で10年から25年ほど短くなる傾向が確認されています。例えば、ある調査では平均寿命が22年以上短いという報告もあり、男性では20.5年、女性では26年の差が見られました。世界保健機関のデータでも、統合失調症の寿命が短いという結果が示されており、その差は10~15年という調査もあります。

平均寿命はどれくらい短いのか?

統合失調症の人の寿命は一般人口より平均で約14年短いとの報告があります。日本国内のある研究では20年以上短いというデータも得られており、個々の研究で差がありますが確実に寿命が短い傾向です。特に、糖尿病や心疾患などの身体疾患リスクが高く、自殺リスクも高いため、寿命が短い要因が重層的に影響しています。

男性・女性で差がある?平均寿命の性差

男性は平均で20.5年、女性は26年ほど一般より短命だというデータがあります。死亡時の平均年齢は男性が63.2歳、女性が62.6歳です。これは日本の平均寿命(男性約81歳、女性約87歳)と比べて大きな差があります。女性患者は統合失調症の発症年齢が遅く、予後が良いとされますが、寿命では男性も女性も大きな短縮傾向があります。

統合失調症の人の寿命と一般人口の比較

日本人の平均寿命が男性約80歳、女性約87歳であるのに対し、統合失調症の人は死亡時点で平均63歳前後とされます。その差は実に17~24年に及び、統合失調症の平均寿命が短いことは明らかです。慢性疾患(糖尿病、高血圧、肥満など)や喫煙率の高さもこの差に寄与しており、寿命の短縮は多面的な原因によるものです。

なぜ寿命が短いとされるのか?

統合失調症の寿命が短い背景には、身体疾患リスクや自殺率の高さ、社会的孤立が挙げられます。具体的には心疾患や糖尿病、がんなどの発症が多く、自殺や事故も含めて死亡率が一般人口の2倍以上になる傾向があります。社会的な支援不足も、健康管理の継続を難しくさせる要素です。

心疾患・がんなどの身体疾患リスク

統合失調症の患者は心血管疾患やがん、糖尿病のリスクが一般の人より1.5倍から3倍高いとされています。平均寿命が短い一因として、身体疾患が全死亡の約73%を占めており、死亡原因の大部分を占めています。薬の副作用による代謝異常もこれらのリスクを高めています。

自殺による死亡率の高さ

統合失調症の人は予後不良時や治療中断時に自殺リスクが極めて高くなります。全死亡数における不自然死(事故や自殺)は一般の数倍に達します。国際的な研究では自殺率は全体の5%程度とされており、自殺が命を縮める要因の一つとして重く見られています。

社会的孤立・支援不足が与える影響

治療の継続が難しくなる背景には、離婚や社会的孤立があります。医療や福祉の支援網が十分でないと、通院や定期的な健康チェックが滞りがちになり、糖尿病や高血圧などの慢性疾患管理が後回しになってしまいます。結果として寿命が短くなってしまうケースが多いです。

薬や治療が寿命に与える影響

抗精神病薬による代謝異常や、薬をやめてしまうリスクが寿命に深く関わります。定期的な健康管理と医療との連携が不可欠です。

抗精神病薬と代謝異常のリスク

薬の副作用によって肥満、糖尿病、高脂血症などの代謝異常が起こりやすくなります。これにより心疾患や脳卒中のリスクが増え、寿命が短くなる要因になります。医師は定期的に血液検査を行い、薬の種類や量を調整して副作用を抑える必要があります。

治療中断や服薬不遵守の影響

通院や服薬の中断は症状の悪化を招き、再発リスクや自殺の可能性が高まります。特に、治療を中断した直後は自殺リスクが急上昇すると言われています。薬を継続することで症状の管理が可能となり、寿命の延長にもつながります。

定期的な健康管理の必要性

3~6ヶ月に一度の血液検査や心電図などの健康チェックが重要です。身体疾患を早期に発見し対処することで、寿命が短くなるリスクを軽減できます。医療と福祉の連携体制が整えば、慢性疾患や薬の副作用にも適切に対応できます。

寿命をのばすためにできること

生活習慣改善と、医療・福祉による支援体制が重要です。禁煙、バランスの取れた食事、適度な運動を生活に取り入れ、健康全般を見守る環境づくりがカギです。

生活習慣の改善(禁煙・運動・食事)

統合失調症の人の寿命が短い要因の一つに、不健康な生活習慣が挙げられます。特に、喫煙率の高さは深刻であり、肺がんや心臓病、脳血管疾患などのリスクを著しく高めています。禁煙を継続的にサポートする仕組みが整っていない場合、ニコチン依存から抜け出すのは困難ですが、医師による禁煙外来やカウンセリングを受けることで成功率は上がります。また、運動不足も代謝異常や糖尿病、高血圧などにつながりやすく、体力の低下や生活の質の悪化を引き起こします。無理のない範囲でのウォーキングやストレッチ、軽い筋力トレーニングを日常的に取り入れることで、体調管理だけでなく気分の安定にも寄与します。さらに、栄養バランスの取れた食事を意識することも非常に重要です。特に野菜や魚、豆類を多く取り入れ、加工食品や糖分・脂肪分の高い食事を控えるようにすることで、内臓脂肪の蓄積や血糖値の上昇を防ぐことができます。日常生活の中でこれらの改善を積み重ねることが、統合失調症の寿命の延長に大きく貢献します。生活習慣の見直しは簡単ではありませんが、支援者や家族と協力しながら少しずつ取り組むことが、健康を維持し、平均寿命に近づけるための鍵になります。

医療と福祉の連携による支援体制

統合失調症の寿命を延ばすためには、単に薬を飲むだけでなく、医療と福祉が連携した支援体制が不可欠です。特に日本では、医療機関と地域の福祉サービスが別々に動いていることが多く、継続的なサポートが途切れてしまうケースが見られます。通院の同行支援、服薬管理、生活の見守りといったサービスを提供できる体制が整っていれば、離婚や家族との別居によって孤立した状況にあっても、安心して生活を送ることが可能です。福祉サービスの中には訪問看護やグループホーム、就労支援事業所などがあり、これらを活用することで医療的なケアと社会的な自立の両方を支えることができます。また、地域包括支援センターやケースワーカーが中心となり、生活状況に応じた支援プランを作成し、本人とその家族をサポートする体制が重要です。医師、看護師、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーが連携し合い、必要な情報を共有することで、治療の継続や生活全体の安定が図れます。こうした仕組みがしっかり機能すれば、病気だけでなく生活全体を支えることができ、結果として統合失調症の人の寿命を延ばすことにもつながります。医療と福祉が一体となってサポートする社会づくりが、今後ますます求められます。

まとめ

日本における統合失調症の人の平均寿命は、一般人口と比較して大幅に短い傾向があります。調査によって差異はあるものの、平均して10年から25年ほど短命とされています。特に、男性で約20.5年、女性では約26年も平均寿命が短いという研究結果があり、統合失調症の寿命が短いという事実は無視できない問題です。死亡時の平均年齢は63歳前後であり、日本の平均寿命(男性約81歳、女性約87歳)と比べて非常に大きな差があることがわかります。

こうした寿命の短縮には複数の要因が関与しています。まず第一に挙げられるのが、心疾患や糖尿病、がんなどの身体疾患リスクの高さです。統合失調症の人は薬の副作用によって代謝異常を起こしやすく、それが肥満や高脂血症、さらには糖尿病の発症につながるケースが多く報告されています。また、定期的な健康管理がなされないまま過ごしてしまうことで、これらの疾患が重症化しやすくなり、結果として平均寿命を短くしてしまいます。

また、自殺による死亡率の高さも深刻な課題です。統合失調症の人は再発時や治療の中断、社会的孤立などにより精神的に追い詰められやすく、自殺のリスクが非常に高い傾向があります。実際、自殺は死亡原因の中でも大きな割合を占めており、寿命が短くなる大きな原因のひとつとなっています。

さらに、社会的な要因も無視できません。統合失調症を抱える人は、離婚や失業、孤立といった問題を抱えるケースが多く、医療や福祉の支援が行き届かない場合には生活の質が著しく低下します。こうした社会的孤立が通院の中断や治療の放棄を招き、身体的・精神的な健康をさらに悪化させる悪循環に陥ることがあります。

一方で、統合失調症の寿命を延ばすための手立ても明確になってきています。禁煙や運動、バランスの取れた食事といった生活習慣の見直しは、糖尿病や心疾患の発症を抑えるために非常に効果的です。また、医療機関だけでなく、福祉サービスや地域の支援団体と連携することで、孤立を防ぎ、継続的な治療や健康管理を受けやすくなります。定期的な健康チェックや血液検査、体重管理を行うことも寿命延長につながる重要なポイントです。

服薬についても、自己判断で薬をやめるのではなく、医師の指導のもとで副作用を管理しながら適切に続けることが、症状の安定化と寿命の延長に大きく寄与します。治療を継続することにより、再発のリスクを低減し、精神状態の悪化や自殺の可能性を最小限に抑えることが可能となります。

要するに、統合失調症の寿命が短い背景には多くの複雑な要因が絡んでいますが、それらに対する正しい知識と対策を講じることで、平均寿命の改善は十分に期待できます。医療と福祉の両面からの支援を受けながら、自身の生活習慣を見直すことが、より健康で長く生きるための第一歩となります。



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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴

  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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