母親って、ちょっと変わってる?大人になるとわかってくる親のクセ。
発達障害が認知されてきたのは、ここ数年です。
親世代は、精神科や心療内科に通うなんて恥ずかしい、周りに言えない時代だったと思います。
そして、未診断の発達障害が多い世代でもあります。
この記事では、ADHDや他の発達障害、カサンドラ症候群について詳しく解説し、理解を深めることの重要性を強調しています。
発達障害の主な3つの特性
発達障害は大きく分けて、ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如多動性障害)・LD(学習障害)です。
| タイプ | 日本語名称 | 主な特徴の例 |
|---|---|---|
| ASD | 自閉スペクトラム症 | 対人コミュニケーションの難しさ、こだわりや見通しの立たない状況への不安など |
| ADHD | 注意欠如・多動症 | 不注意・多動性・衝動性により、ケアレスミスや忘れ物が多い、落ち着きがないなど |
| SLD/LD | 限局性学習症・学習障害 | 読み・書き・計算など特定の学習領域のみが著しく苦手になる |
物忘れやうっかりミスなどの日常生活での困りごとや、対人関係において、相手の気持ちを汲み取るのが苦手だったり、自己中な行動をしてしまいます。
社会生活において、円滑な人間関係は必要不可欠です。特性を理解し、自身も対処法を学んだり、周りの人たちのサポート体制も大切になります。
親に見られやすいASD・ADHDっぽい行動5選
発達特性のある人には、日常生活の中で共通して見られやすい行動傾向があります。
こうした特徴が複数見られても、必ずしも発達障害であるとは限りません。
1. 整理整頓・片づけが極端に苦手
- 片づけても、別の部屋やクローゼットに「押し込んでいるだけ」になりやすい
- 物を捨てられず、家の中が散らかりやすい
- 来客前だけ一時的にきれいにする
ADHDの不注意特性がある人は、物の管理や段取り、優先順位付けが苦手で、片づけが継続しにくいことがあります。
2. 自分中心的に見える思考・言動
- 間違いを指摘されてもなかなか認められない
- 自分の考えに強いこだわりがあり、謝るのが極端に苦手
- 会話が一方的で、相手の気持ちを汲み取れていないように感じる
ASDでは、相手の表情や言外のニュアンスを読み取りにくいことがあり、その結果として「自己中心的」と受け取られてしまうことがあります。
また、長年周囲から叱責されてきた経験から、自己肯定感の低さを隠すために防衛的な態度(強がり・嘘・開き直り)をとる人もいます。
3. 子どもを「支配」しようとするように感じる
- 子どもの意見より「自分ルール(家のルール)」を優先する
- 予定変更やイレギュラーに対応できず、体調不良でも無理をさせてしまう
- 「親の所有物」のような扱いになってしまうことがある
ASDの人は、ルーティンや予定の変更が強いストレスになりやすく、柔軟な対応が苦手な場合があります。
その結果として、周囲からは「頑固」「支配的」に見えがちです。
4. 感情の起伏が激しく見える
- ささいなことで急に怒り出す・泣き出す
- 感情が爆発した後、ケロッとしている
- 「なぜそこまで怒るのか」が周囲に理解されにくい
ワーキングメモリ(情報を一時的に保持しながら処理する力)が弱いと、同時に複数の刺激に対処することが難しく、ストレスが一気に高まりやすいと指摘されています。
その結果、感情のコントロールが難しくなり、家族が振り回されてしまうことがあります。
5. ケアレスミスや「うっかり」が非常に多い
- 支払い忘れ、提出物の出し忘れ、約束の時間を頻繁に間違える
- 集中していたのに、ちょっとした声かけで一気にペースを崩す
- 計画を立てるのが苦手で、行き当たりばったりになりやすい
ADHDの人は、注意が散りやすく、衝動的な行動が多くなりやすいため、ケアレスミスや「抜け」が日常生活で目立つことがあります。
カサンドラ症候群ってどんな人がなりやすい?
カサンドラ症候群とは、自閉症スペクトラム(ASD)やADHD(注意欠如多動性障害)といった発達障害を持つ、配偶者や家族、パートナーなどとの関係で、常に感じる孤立感や相手に理解されない感覚を指します。
これに伴い、精神的ストレスや体調不良を併発することもあります。
なりやすい人の傾向として、次のような特徴が挙げられます。
- 責任感が強く、生真面目
- 相手の気持ちを優先しがち、感情移入しやすい
- 「自分がもっと頑張れば」と自責しやすい
- 面倒見がよく、関係を維持しようと努力し続けてしまう
カサンドラ症候群は、病気ではありません。
正式な疾患名もなく、「カサンドラ情動剥奪障害」「カサンドラ状態」と言われることもあります。
カサンドラ症候群になってしまう人は、物事を真っ向から受け止めてしまう生真面目な人や相手の気持ちを第一に考えられる人が多く、男性よりも女性に発症する特徴があります。
ASD(自閉症スペクトラム)の特性が男性に多いので、必然的に女性にカサンドラ症候群が多いだけなので、男性もならないとは言えません。
他責ではなく自責の念に囚われる人なども、カサンドラ予備軍かもしれません。
無理に分かりあう必要はない
ASDやADHDの人へのサポート方法はたくさんあります。
発達障害について理解したいという気持ちはとても大切ですが、自身のメンタルケアも気遣っていきましょう。
スルースキル・「期待しすぎない」を身につける
- 「この人はこういう特性がある」と理解した上で、できないことに過度に期待しない
- 何度も同じ話をされたり、理不尽な言動があっても、「全部真に受けない」距離感を意識する
- どうしても話が通じないときは、いったん話題を切り上げる・席を離れるなどして、自分を守る
「期待しすぎない」ことは冷たい態度ではなく、自分の心を守るための大切なスキルです。
伝え方を工夫する(ちぐはぐな会話を避ける)
発達特性のある人には、情報量を絞り、順序立てて伝えると理解されやすくなります。
- 一度にたくさん伝えず、「今してほしい行動」を短く具体的に伝える
例:「今から出かける準備をして」→「〇〇(相手の名前)、今から出かける準備をしてね」 - 目線を合わせて、相手の注意がこちらに向いているタイミングで話す
- なぜその行動が必要かも、シンプルに説明する
例:「〇時に△△さんと会うから、10分後に家を出たいんだ」
まだ間に合う!カサンドラ症候群脱出へのカギ
発達障害の特性は変わらない
普通の一般人でも人を変えるのは、とても難しいことです。
発達障害の人は、自身の特性もあり、「自分が正しい」という何の根拠もない自信があったりします。
発達障害は、基本的に生まれつきの脳の特性であり、「しつけ」や「努力不足」で説明できるものではありません。
だからこそ、「相手を変えること」よりも、「自分の考え方・距離の取り方を変えること」に目を向ける方が、結果的に楽になることがあります。
とにかく物理的に離れる
まず、一緒に住んでいる場合はひとり暮らしや寮など、どうにかして家を出ることを考えましょう。出来れば、徒歩圏内ではなく、ちゃんと電車や新幹線、飛行機を使うぐらい遠くに行きましょう。
学校や仕事を理由にして、家を出ましょう。そんなの無理と思いがちですが、未成年以外はれっきとした成人です。ひとりで家も借りれるし、誰の許可も必要としません。
- ひとり暮らしや寮など、生活拠点を分けることを検討する
- 可能であれば、徒歩圏内ではなく、適度に距離のある場所を選ぶ
- 進学・就職・転職などをきっかけに生活環境を変えるのも一つの方法
連絡を絶つ
ひっきりなしにかかってくる連絡はブロックしてしまいましょう。
最初は、胸が痛むと思いますが、何日かすると止みます。
手紙を送ってきたら封を切らずに置いておきましょう。
自分の気持ちに余裕があるときに読めばいいんです。
着信を見ると、何かあったんじゃないか、と不安に思うと思います。
本当に何かあったのならば、必ず別の方法で連絡がありますので、安心してください。
- 電話やメッセージがひっきりなしに来てつらい場合、ブロックやミュート機能を活用する
- 手紙や長文メッセージは、読むタイミングを自分で決める
- 「本当に緊急であれば、別の手段で連絡が来る」と知っておく
相談できる相手を見つける
- 信頼できる友人、きょうだい、親族など
- 自治体の相談窓口、発達障害者支援センター、精神保健福祉センターなど
- カウンセリングやオンライン相談、当事者・家族会、SNSコミュニティ
全てを打ち明けるのはとても勇気のいることだと思います。
まずは、信頼のおける友人や、兄弟や親類など、当事者を知る人に相談しましょう。
今は、専門の相談窓口やインターネット上であらゆる情報も知る事が出来ます。
SNS漫画やエッセイ本など、発達障害を知れる媒体はたくさんあります。
それらを知って、みんなにも起こっていることだと安心しましょう。
まとめ
大切にされている気がしない、気にかけてくれない、いつも怒られる、など、家族やパートナーとの心のつながりが感じられないと、自己責任感が強まり、うつ状態に陥ることもあり、双方にとって深刻な問題です。
関係改善のためには、家族やパートナーの特性を理解し、対応を学び、自身の考えをアップデートすることが大切です。
最近では、カサンドラ症候群に関する認知が広がり、関連書籍やカウンセリングを通じて理解やサポートを求める人が増えています。
もしかしたら私も?と思う人は、インターネットやSNSで情報を集めたり、同じ経験を持つ人と繋がることがおすすめです。
こんなに人を思いやれる人たちが思いつめる必要なんてないんです!!



