昨今、インターネットやSNSの普及により、発達障害が題材の漫画が投稿されています。それらが、書籍化されて、漫画ランキングに入り込む時代になってきています。
発達障害当事者それぞれが感じている、日常生活の何に対して困っているのか?どうサポートすればいいのか?当事者たちが嬉しかったことや嫌だったことを知ることによって、発達障害への理解を深めます。
発達障害とは?
発達障害は、脳の成長と発達に問題がある状態を指し、早くて幼少期から表れ始めます。これには、注意欠如多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)などが含まれます。
発達障害を持つ人々は、社会的スキル、コミュニケーション、学習能力、そして適応行動に困難を抱えることが一般的です。人それぞれ症状が異なり、適切な対応とサポートを必要とします。
発達障害を知るには漫画から!オススメ漫画をご紹介
発達障害が理解されにくいワケを自分で考えてみた(春野あめ)
発達障害の診断を受けた当事者のエッセイ漫画です。
具体的な出来事を紹介し、問題点と対処法を紹介しています。「どうして自分はそのときそんな行動を取ってしまったのか」「どうすれば二次障害を起こさずに済んだのか」など、同じような困りごとを抱える人にとっては解決の糸口になる実用的な1冊になっています。
発達障害なわたしたち(町田粥)
こちらも、漫画家と担当編集者がADHD(注意欠如多動性障害)当事者のエッセイ漫画です。
大人の発達障害について、当事者たちへのインタビューを交えて、発達障害のことをわかりやすく紹介しています。
君と宇宙を歩くために(泥ノ田犬彦)
ヤンキーでADHDの小林と変わり者の転校生宇野、”普通”ができない正反対の2人の高校生の物語です。学校、仕事、社会の中で「何かうまくいかないなあ」と思いながら、日々過ごしているキャラクターたちが出てきます。世界を大きく変えるとかではなく、自分の歩く道を見つめて進んでいこうと奮闘していく姿を等身大で描いています。
それでも毎日やらかしてます。発達障害漫画家よ永遠に…(沖田✕華)
自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)・ADHD(注意欠如多動性障害)・LD(学習障害)という3つの発達障害を持つ作者が、日常生活での自身の「やらかし体験」をセキララに描く、大人気シリーズエッセイ漫画の続編です。毎日が「やらかし」の連続で、自分の障害を客観的に、多忙な毎日をリアルに描いています。
僕の妻は発達障害(ナナトエリ)
漫画家のアシスタントの夫と発達障害の妻、夫婦ふたりの生活で起こる、発達障害の特性が関わった問題や発達障害が発覚した時のことなど、SNSで話題になったエピソードも出てきます。発達障害への理解を深めるためにも読むべき1冊です。
まとめ
発達障害をテーマにした漫画は、その理解を深めるとともに、発達障害を持つ人々の生活や立ちはだかる壁にスポットを当てています。発達障害によって起こる、日々の困りごとや当事者たちの気持ちなどを深く知ることができます。発達障害の人とあまり関わってこなかった人々にも、共感や理解を促すことができるため、非常に価値のある読み物です。
よくある質問
- Q.発達障害を理解するためにおすすめの漫画は何ですか?
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発達障害をテーマにしたおすすめの漫画には、「発達障害が理解されにくいワケを自分で考えてみた」、「発達障害なわたしたち」、「君と宇宙を歩くために」などがあります。
- Q.発達障害とは何ですか?
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発達障害は、脳の成長と発達に問題がある状態で、注意欠如多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)などが含まれます。社会的スキルやコミュニケーション、学習能力に困難を抱えることが一般的です。
- Q.漫画を通じて発達障害を学ぶ利点は何ですか?
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漫画は発達障害の当事者の体験や感情を具体的に描き、理解しやすくするため、発達障害に対する共感や理解を深めるのに役立ちます。また、日常生活での困りごとやサポート方法を知ることができます。