精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

生理の前は憂鬱 月経前症候群(PMS)とこころの関係

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月経前症候群(PMS)は、女性が生理周期の一定期間前に経験する、こころと身体の症状のことを指します。これには、イライラ、不安、憂鬱、集中力の低下など、精神的な症状が含まれることがあります。

PMSは、全世界の女性のメンタルヘルスに影響を与え、さまざまな症状を引き起こします。

20~50%の女性にPMSが現れる

生理前に現れる症状や、重症レベルなどには個人差がありますが、生理のある女性の75%は生理前に何らかの不快症状を自覚するとされています。そして、20~50%の女性にPMSがあり、そのうち3~5%は月経前不快気分障害(PMDD)であることがわかっています。

生理前になるとすぐ〇〇するランキング

1位 精神的な不調

イライラしたり、訳もなく不安になったりと、生理前は憂鬱な状態になることが多く、たくさんの女性がこの悩みを抱えています。

2位 身体的な不調

下腹部が痛くなる女性は多く、それは生理が活発になる準備をしている証拠で、「なんかおなか痛いな、そろそろ生理かな」と、生理の前兆として受け入れている人も多いと思います。胸が張ったりも同様で、生理が始まる準備で身体の異変を感じられます。

3位 疲労感や倦怠感

いつもより疲れている気がする時はありませんか?これも生理の始まりのために身体が準備運動を始めていて疲れを感じるのです。

4位 食欲の変化や食べ物への欲求の増加

妊娠すると、すっぱいものが食べたくなるという話は聞いたことがありますか?生理前は食欲が増加することがあります。これも、生理のための体力づくりのため、栄養を吸収しようとしてる証拠です。

5位 睡眠障害

なんだか眠い、なんて日もありますよね。これも、身体の内部がいつもより動き、生理の準備に体力を使っているので、温存しようとする身体の反応のひとつです。

6位 集中力や記憶力の低下

生理前は、さまざまな身体の不調に気を取られ、集中力の妨げになっていることがあります。通常ならできる判断が少し鈍ってしまったりします。生理が終われば元に戻りますので、心配はいりません。

7位 体重増加やむくみ

女性の身体は赤ちゃんを作るため、ホルモンバランスや水分の蓄積も変化します。

ホルモンのレベルが変動することで、体重が増えてしまったりします。

体重増加が長期間続く場合は、専門医に相談しましょう。

8.皮膚のトラブル

ニキビや肌荒れなどの経験があるでしょうか?これも、ホルモンバランスの変動で起こる外的症状です。ストレスを感じても起こりうる症状なので、生理前は出来るだけストレスフリーで過ごし、適切なスキンケアや栄養バランスの摂れた食事を心がけましょう。

これらのさまざまな不調は、それぞれの女性によって重症レベルや方向性が異なり、また症状の期間も異なります。生理前の不調が日常生活に大きな影響を与える場合は、医師や専門家に相談することが重要です。

PMSと似てる?月経前不快気分障害(PMDD)

月経前不安障害(PMDD)は、重度の月経前症候群(PMS)のひとつ

生理周期の一定期間前に生じる心身の症状が、日常生活や社会的機能に重大な影響を与える状態です。精神科医や心療内科の専門家が、PMDDの診断や治療を行います。

PMDDは、一般的なPMSよりも症状が重度であり、抑うつ、不安、怒りなどの感情の変化や、睡眠障害、集中力の低下などがあります。それぞれの重症レベルに合った適切な治療法を見つけるためには、専門家の診断とケアが必要です。

PMSやPMDDが気になる人は心療内科を受診しよう

PMSやPMDDの症状が気になる場合は、心療内科を受診しましょう。心療内科の専門家は、精神的な健康問題に関する診断や、それぞれに合った治療を行います。心療内科の診察では、症状の詳細なプロファイリングや心理的なアセスメントが行われ、それぞれの女性の状況に合わせた適切な対処法がアドバイスされます。

必要であれば、婦人科も視野に入れましょう

婦人科では、女性の生殖器系の健康をメインに診察します。PMSやPMDDで、身体に不調が出ている場合は、子宮の問題も考えられます。その場合は、心療内科と並行して婦人科の受診もお勧めします。

PMSに詳しい女性医師を探そう!

心療内科でも婦人科でも、女性医師は存在します。

もし、お子様が生理関連の症状で悩まれている場合、男性医師の診察はとてもナイーブな問題になります。

成人した女性でも、男性医師に話しにくいこともあるでしょう。

ですが、同性の女性医師なら話しやすい事もあり、さまざまな悩みにも、実体験を交えて対処法を考えてくれるでしょう。女性目線のアドバイスをくれると思います。

PMSは軽減できる!

PMS(月経前症候群)は、個人によって症状や影響が異なりますが、一般的には完全に治ることはありません。

ただし、症状を軽減する方法や管理する方法はあります。適切な治療法やライフスタイルの変更により、症状を軽減することができる場合があります。

  • 適度な運動
  • ストレス管理
  • 栄養バランスのいい食事
  • 睡眠の質を改善

また、特定の薬物療法やサプリメント、心理療法なども症状の管理に役立つ場合があります。

それでも、PMSの症状が全くなくなることは珍しいです。しかし、適切な治療法やライフスタイルの変更によって、症状を軽減し、日常生活における影響を最小限に抑えることができるでしょう。PMSと上手く付き合い、健やかな生活を目指しましょう。


 

よくある質問

Q.月経前症候群(PMS)とはどのような症状ですか?

PMSは生理前にイライラや不安、集中力の低下などの精神的症状や、身体的な不調が現れることを指します。

Q.PMSと月経前不快気分障害(PMDD)の違いは何ですか?

PMDDはPMSの重度の形で、精神的・身体的な症状が日常生活に重大な影響を与えることが特徴です。

Q.PMSの症状を軽減する方法はありますか?

適度な運動やストレス管理、バランスの取れた食事、睡眠の質の向上がPMSの症状軽減に役立ちます。


 


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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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