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【2024年最新版】自立支援医療制度のススメ

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精神疾患を抱える患者たちが直面する、さまざまな医療制度。それが、それぞれの患者の日常生活やメンタルヘルスの安定に、どのような影響を与えるかについて追求します。医療制度での自立支援の目的は、患者たちが社会に再び参加し、正常な日常生活を送ることをサポートすることにあります。

しかし、自立支援医療制度の不十分なリソース、サポート体制へのアクセスの難しさ、一部のプログラムの効果の欠如が、これらが患者の目標の達成を妨げていることが指摘されています。

自立支援制度って?

自立支援医療(精神通院医療)は、病院の通院治療に適用しています。精神障害や精神疾患を含む、さまざまな精神障害や精神疾患を持つ患者たちの医療費を軽減し、より良い治療を受けられるようサポートするための、公費負担医療システムです。

申請出来る人はこんな人

何らかの精神障害や精神疾患により、通院治療を続ける必要がある患者が対象となります。

すべての精神障害や精神疾患が対象になり、次のような病気も含みます。

  • 統合失調症
  • うつ病や躁うつ病などの気分障害
  • 不安障害
  • 知的障害
  • 強迫性人格障害などの精神病質
  • 急性薬物中毒または薬物依存症
  • てんかん

など

自立支援医療制度の適用範囲

精神障害や精神疾患で発症した、さまざまな病気の様態に対して、病院やクリニックで行われる通院治療が対象となります。入院治療は対象外になります。

自立支援医療制度の適用される医療行為

  • 外来診療
  • 外来での投薬
  • デイケア
  • 訪問看護

など

自立支援医療制度には対象外もあるので注意!

  • 入院医療の費用
  • 指定自立支援医療機関以外で行われた治療、投薬などの医療行為費用
  • 精神障害や精神疾患と関係のない疾患の医療費

自立支援医療制度受給者の医療費負担額

一般的な公的医療保険の被保険者は、医療費の3割を負担しています。

例えば、医療費が10,000円かかったとすると、一般的な公的医療保険の被保険者は、3割負担の3,000円を負担します。

自立支援医療受給者証を所持している受給者は、1割負担が多く、この例でいうと、1,000円まで負担が軽減します。

自立支援医療受給者証と自己負担上限額管理票

自立支援医療(精神通院医療)認定を受けた患者には、「自立支援受給者証」と「自己負担上限額管理票」を受給が決定した本人に交付します。

自立支援医療受給者証は、自立支援医療を受給するために必要な受給資格の証明書です。

また、自己負担上限額管理票は、自立支援受給者証とセットで提示する大切な管理票です。

自己負担上限額が0円の場合は、交付していません。

自立支援医療受給者証

自立支援医療受給者証は、原則として、交付されたら患者本人が管理しなければいけません。

受診する時には、必ず病院やクリニック、薬局の窓口に提出してください。

また、自己負担上限額管理票を所持している受給者は、自立支援医療受給者証と一緒に提出をします。

受給者証に記載された指定自立支援医療機関以外では、受給者証は使えません。

指定自立支援医療機関等を変えたい場合や、受給者証の記載に変更があった場合は、必ず事前に届け出、申請しましょう。

自己負担上限額管理票

月々の自己負担額を管理するための管理票です。

受給者に、自己負担上限の金額がある場合のみ交付します。

自立支援医療受給者証と自己負担上限額管理票は、受診するたびに指定自立支援医療機関での確認をする必要があり、提示が必要です。

受診する時には、病院やクリニック、薬局などに提示の上、指定自立支援医療機関に記入押印してもらいます。

自己負担上限額管理票の提示がないと、自己負担上限額の累計を確認できないため、公費適用外として自己負担になります。

自立支援医療受給のメリット

自己負担額が大幅に減少することが最大のメリット

健康保険が適用される3割の自己負担が、自立支援医療制度を利用することで1割まで減ります。場合によっては自治体による補助で全額免除されることもあります。

所得額に応じて負担額が決まる

受給者の負担は所得に応じて1カ月当たりの負担額が設定されます。

お住まいの近くの市町村の担当窓口に相談してください。

医療費が高額な治療を、長期にわたり継続しなければならない受給者に対しては、さらに軽減措置が実施されます。

自立支援医療受給のデメリット

申請の手間

申請は市町村の担当窓口で行います。

申請に必要なものは、各自窓口や、精神保健福祉センターにお問い合わせください。

申請に必要な書類

自立支援医療(精神通院)支給認定申請書

お住まいの市町村の担当窓口でもらえます。また、医療機関でもらえる場合もあります。

医師の診断書

通院している病院やクリニックの主治医に発行してもらいます。事前に、自立支援医療制度のための診断書だと伝えましょう。

お住まいの市町村指定の書式がある場合があり、事前に確認が必要です。

世帯の所得状況が確認できる書類

市町村民(住民)税の課税状況が確認できる資料です。

課税証明書や非課税証明書、障害年金などの振込通知書の写しや生活保護受給証明書など。

健康保険証

世帯全員お名前が記載されている被保険者証や被扶養者証、組合員証など、医療保険の加入が証明できる資料の原本や写し。

各自治体により、必要書類が違います。お住まいの市町村や精神保健福祉センターにお問い合わせください。

自立支援医療制度の申請、審査には時間がかかる

自立支援医療制度の申請から受給者証の交付までに、約2か月ほどかかります。手続きには、余裕を持って行動しましょう。

指定した医療機関や薬局でしか使えない

自立支援医療制度は、各都道府県や自治体が指定した自立支援医療機関である、病院やクリニック、診療所など、薬局や訪問看護サービスが対象になります。

多くの医療機関が対象となっていますが、自身が通っている病院やクリニック、薬局が対象であるかないか確認する必要があります。

1年に1回の更新が必要

自立支援医療受給者証の有効期限は、原則1年です。

継続・更新は、有効期間満了日の3か月前から申請できます。更新の申請にも時間がかかる場合がありますので注意しましょう。

受給者証の有効期限が過ぎていた場合は、再開申請の手続きが必要です。

再開申請には、主治医の診断書が必ず必要になります。 自立支援医療の有効期限が切れた状態で通院した場合、その日の治療費は自己負担額は3割になるので注意しましょう。

自立支援医療制度を受給したら気を付けるポイント

自立支援医療受給者証と自己負担上限額管理票はセットです。

発達障害の特性などで忘れ物が多い受給者は、うっかり忘れてしまわないように注意が必要です。

基本的に、このふたつのセットがないと指定自立支援医療機関での自立支援医療制度は受けられません。忘れたときは病院やクリニックの受付に相談しましょう。

まとめ

このように、自立支援医療制度は医療費の負担を軽減する大きなメリットがありますが、利用するための手続きや条件には注意が必要です。自立支援医療制度の詳細や更新手続き、必要な書類などについては、お住まいの市区町村の担当窓口や、精神保健福祉センターに問い合わせることをおすすめします。

十分な医療を受けるために、自立支援医療制度を利用しましょう!

お金の心配が減るとストレスも減ります。おだやかな毎日を過ごすために、しっかり自立支援制度を勉強しておきましょう!


 

よくある質問

Q.自立支援医療制度の対象となる人はどのような人ですか?

自立支援医療制度の対象となるのは、統合失調症やうつ病、不安障害、知的障害などの精神障害や精神疾患により、通院治療を続ける必要がある患者です。

Q.自立支援医療制度でカバーされる医療行為にはどのようなものがありますか?

自立支援医療制度でカバーされる医療行為には、外来診療、外来での投薬、デイケア、訪問看護などがあります。ただし、入院治療は対象外です。

Q.自立支援医療制度を利用する際の注意点は何ですか?

自立支援医療制度を利用する際の注意点には、指定された医療機関でのみ受けられること、申請や更新に時間がかかること、受給者証と自己負担上限額管理票をセットで管理する必要があることなどがあります。


 


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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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