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統合失調症の陽性症状とは?具体的な症状と陰性症状との違いを解説

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統合失調症とは

統合失調症は、脳の情報処理に障害が生じることで、現実との認識にズレが生じる精神疾患です。​主な特徴として、幻覚や妄想、思考の混乱などが挙げられます。​これらの症状は、日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

脳の情報処理の障害がもたらす症状

統合失調症では、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることで、情報処理に障害が生じます。​この結果、現実と異なる知覚や思考が現れることがあります。​具体的には、実際には存在しない声が聞こえる幻聴や、事実と異なる信念を強く持つ妄想などが挙げられます。​これらの症状は、日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

幻覚や妄想だけではない多様な症状群

統合失調症の症状は多岐にわたり、幻覚や妄想といった陽性症状だけでなく、感情の平板化や意欲の低下といった陰性症状も見られます。​さらに、注意力や記憶力の低下などの認知機能障害も伴うことがあります。​これらの多様な症状は、個々の状況や環境によって現れ方が異なり、日常生活や社会生活にさまざまな影響を及ぼします。

統合失調症の症状分類と特徴

統合失調症の症状は、大きく陽性症状、陰性症状、認知機能障害の3つに分類されます。​それぞれの特徴を理解することで、適切な対応や治療の選択が可能となります。​

陽性症状とは

陽性症状とは、通常の精神状態には見られない新たな体験や行動が現れる症状を指します。​具体的には、実際には存在しない声が聞こえる幻聴や、事実と異なる信念を強く持つ妄想などが含まれます。​これらの症状は、本人にとって非常にリアルに感じられるため、周囲との認識のズレが生じ、社会生活に影響を及ぼすことがあります。

陰性症状とは

陰性症状とは、通常の精神機能が低下または欠如する状態を指します。​具体的には、感情表現が乏しくなる感情の平板化、意欲の低下、会話の内容が乏しくなる思考の貧困などが挙げられます。​これらの症状は、日常生活における活動性の低下や社会的な引きこもりを引き起こす要因となり得ます。

認知機能障害とは

認知機能障害とは、注意力、記憶力、判断力などの認知的な能力が低下する症状を指します。​統合失調症においては、これらの障害が見られることがあり、日常生活や社会生活における適応が難しくなることがあります。​例えば、新しい情報を覚えるのが難しくなったり、複数の作業を同時にこなすことが困難になることがあります。

症状別に見た具体的な行動例

統合失調症の各症状は、具体的な行動や態度として現れることがあります。​これらの行動例を理解することで、周囲の人々が適切に対応し、サポートする手助けとなります。

陽性症状による行動の特徴

統合失調症の陽性症状は、幻覚や妄想のように、現実には存在しないものを知覚したり、誤った確信を持って行動したりする点が特徴です。これらの症状が強く現れているとき、周囲の人には理解しづらい行動が見られることがあります。たとえば、誰もいない空間に向かって話しかける、独り言を繰り返す、周囲を警戒して外出を避けるといった行動は、幻聴や被害妄想に基づいている可能性があります。また、「監視されている」「攻撃されるかもしれない」と強く感じている場合、鍵を何度も確認したり、カーテンを閉め切ったままにすることもあります。これらはただの癖や気分の問題ではなく、脳の情報処理が現実との境界をうまく保てなくなっている状態からくる行動です。本人にとっては現実と同じくらい確かな体験であり、それに従って行動しているため、否定や軽視は逆効果になります。接し方としては、直接的に「それはおかしい」と指摘するのではなく、「そう感じているのですね」と共感を示しながら、安心できる環境を整えることが重要です。こうした行動は急性期に強く見られることが多いですが、再発を繰り返すたびに行動パターンが強化されることもあります。そのため、早期の治療と生活支援、ストレスへの対応を通じて、行動の改善と安定を目指す取り組みが必要です。理解ある関わりが、本人の混乱を和らげ、社会とのつながりを取り戻す第一歩になります。

陰性症状による生活上の変化

統合失調症における陰性症状は、意欲や感情の低下、社会的な関わりの減少など、日常生活にじわじわと影響を及ぼす特徴があります。例えば、以前は楽しんでいた趣味に対して関心がなくなったり、食事や掃除といった生活習慣が乱れ始めることがあります。朝起きられない、身だしなみに気を配らなくなる、会話が減るなどの変化も見られますが、こうした状態は本人の意思でコントロールしているわけではありません。陰性症状が出ている状態は、脳の働きが意欲や感情の面でうまく機能していないために起こるもので、単なる怠けやわがままではないのです。そのため、周囲が「やる気がない」と評価してしまうと、誤解が生まれ関係が悪化する原因になります。また、感情が表情に出にくくなることもあり、話しかけても反応が乏しく、笑うことが少ないと感じるかもしれません。しかしこれは冷たくしているのではなく、感情表現が脳の機能障害によって抑えられている状態です。こうした変化に対しては、焦らず穏やかに接し、無理に改善を求めないことが大切です。陰性症状は長期的に経過することが多く、回復までには時間がかかるため、リハビリや心理社会的アプローチを取り入れた支援が効果的です。安定した関係の中で徐々に自信を取り戻すことが、再発の予防にもつながっていきます。

認知機能障害がもたらす日常の困難

統合失調症では、記憶や集中力、判断力といった認知機能に支障が出ることがあります。これを認知機能障害と呼びますが、見た目ではわかりにくいために理解されにくい特徴があります。たとえば、会話の内容がまとまりを欠いていたり、話をしていても途中で話題が飛んだりすることがあります。また、段取りを考えたり複数の物事を同時に処理したりするのが難しくなるため、仕事や家事、日常のスケジュール管理が困難になります。こうした状態は、本人が怠けているのではなく、脳の機能そのものに影響が出ているためです。認知機能の低下は回復期や慢性期でも継続する場合が多く、単に症状が「良くなったかどうか」だけでは評価しきれない部分です。そのため、生活上で繰り返すミスや忘れ物、指示がうまく理解できないといった行動が見られるときには、認知面のケアが重要になります。認知機能への支援には、薬による治療のほか、作業療法や認知リハビリなどの方法が用いられます。焦らず根気よく取り組むことが、社会生活の維持と再発予防につながります。

統合失調症の治療法と脳へのアプローチ

統合失調症に対する治療は、脳の働きに直接関わる手法が中心となります。症状は脳内の神経伝達に関する異常によって生じるとされており、そのメカニズムを改善することが治療の基本です。特に急性期には、幻覚や妄想などの強い症状に対して迅速な対応が求められるため、薬物療法が第一選択となります。その後、回復期や慢性期に入ると、再発予防や社会生活への復帰が目的となり、心理社会的な支援や認知機能への働きかけも重要になります。治療は一時的な対症療法ではなく、長期的な視点に立ち、段階を踏んで継続することが大切です。個々の症状の程度や生活状況に応じたオーダーメイドの対応が、安定した生活を維持する鍵となります。

薬物療法(抗精神病薬)

統合失調症の治療において中心的な役割を果たすのが薬物療法です。特に抗精神病薬は、幻覚や妄想といった陽性症状に対して効果を発揮し、急性期における症状の改善に重要な役割を担います。これらの薬は、脳内の神経伝達物質のバランスを調整し、情報処理の異常を緩和します。ただし、薬の効果には個人差があり、最適な種類や用量を見つけるためにはある程度の時間と評価が必要です。また、薬には眠気や体重増加、手の震えといった副作用が出ることもあります。そのため、定期的な通院と副作用のモニタリングが欠かせません。陰性症状や認知機能障害には薬の効果が出にくいこともあり、他の治療法と併用することが一般的です。服薬を自己判断で中断すると、再発のリスクが高まるため、治療継続のためには家族や支援者のサポートも大切になります。薬物療法は短期的な症状の安定だけでなく、長期的な生活の質を守るための重要な土台となります。

認知機能への治療的介入

統合失調症に伴う認知機能障害は、生活や社会活動に大きな影響を与えるため、薬だけではなく治療的な介入が必要になります。これには、認知リハビリテーションや作業療法といった非薬物的なアプローチが含まれます。認知リハビリでは、記憶力や注意力、計画力など、特定の認知機能を訓練しながら回復を目指します。例えば、パズルや簡単な計算、順番通りに行動する練習などが取り入れられています。これにより、日常生活の中で繰り返す混乱や失敗の回数が減少し、自己効力感の向上につながることが期待されます。また、認知リハビリは急性期よりも回復期や慢性期において効果が出やすいとされ、継続的に行うことが成果を高めます。認知機能の回復には時間がかかるため、焦らず、評価を重ねながら取り組むことが重要です。さらに、支援者が本人の特性を理解し、日常生活の中で適切な声かけや接し方を心がけることで、治療効果を高めることが可能になります。認知的な困難を無視せず、具体的な対処を行うことが、再発を防ぎ、安定した生活への一歩になります。

心理社会的アプローチ

統合失調症の治療において、薬物療法に加えて重要とされているのが心理社会的アプローチです。これは、精神面と社会的機能の両方に働きかける治療方法であり、特に回復期や慢性期において効果が期待されます。主な手法としては、認知行動療法、対人関係スキルトレーニング、就労支援、生活支援などがあります。これらは、感情の整理やストレスへの対応力を高めるとともに、実際の社会参加に向けた力を育てることが目的です。また、陰性症状が強い場合には、活動意欲の向上やコミュニケーション力の改善が重要な課題となるため、安心して話せる場をつくることも含めて支援が行われます。心理社会的アプローチでは、家族や周囲の協力も大きな役割を果たします。理解ある接し方が、再発の防止や継続的な治療の支えとなるからです。治療の現場では、単に症状を軽減するだけでなく、人生をより充実して送れるようにするための援助が重視されています。生活全体を整えるアプローチは、症状の改善だけでは測れない重要な回復の一部です。

まとめ

統合失調症には、幻覚や妄想といった陽性症状、感情や意欲の低下を示す陰性症状、そして記憶力や集中力に関わる認知機能障害など、さまざまな症状が存在します。これらは脳の情報処理に深く関係しており、原因の多くは神経伝達の異常やストレスへの反応によるものと考えられています。治療は、急性期から回復期、そして長期的な安定を見据えた段階的なもので、薬やリハビリ、心理社会的な支援を組み合わせて行われます。また、症状は見えにくい形で現れることも多く、日常生活の中ではコミュニケーションのずれや行動の変化として表れるため、周囲の理解と適切な対応が重要です。評価は一時的な改善にとどまらず、繰り返す再発を防ぐ長期的な視点で行うことが求められます。接し方一つで回復の流れが変わることもあるため、焦らず段階を踏んだ支援が必要です。



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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴

  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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