精神科・心療内科 渋谷区恵比寿の心療内科・精神科|ハロスキンクリニック恵比寿院 精神科・心療内科 コラム

成人女性に多いADHDの特徴

最近話題のADHD(注意欠如・多動性障害)って何?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、注意力や集中力が維持できない、落ち着きがなく衝動的な行動を取りやすいという特徴があり、大人になっても続く可能性があります。

大人のADHDに対する理解と適切な対応が、より良い社会生活やメンタルヘルスの維持に繋がります。自己理解を深め、専門のクリニックなどを受診し、適切なサポートを受けることが大切です。

何故、ADHDは成人女性に多いの?

ADHD の女性にとって、片付けや料理など日常生活で生まれる作業で苦労することが多くあります。これはADHDの特性が物事の整理整頓やマルチタスクに影響し、社会的な期待から外れた行動が見られるためです​​。

さらに、ADHDを持つ大人女性は、過剰適応の傾向があり女性ホルモンの影響を受けやすく、うつ病や不安障害などの二次障害を発症しやすいと言われています。生まれつきの要因が大きく、具体的な原因はまだ完全には解明されていませんが、脳の機能的な病態に関連しているとされています​。

成人女性に見られるADHDの特徴6タイプ

成人女性におけるADHDの特徴には、いくつかの共通点がありますが、それぞれが異なる形で表れる場合もあります。

不注意

社会生活、特に職場でのミスが多かったり、時間管理が苦手だったりと、不注意に関連する症状が目立ちます。この不注意は、自閉症スペクトラム、境界知能、うつ病や適応障害など、他の原因による場合もあるため、慎重な診断が必要です​ (Kokoro Kichijoji)​。

気分変動

女性のADHDでは、多動や衝動性が男性ほど顕著ではない代わりに、気分の変動やストレスに対する敏感さが特徴として現れます。これらは、PMS(月経前症候群)や躁うつ病(双極性障害)と関連があることもあります。

うつろう人間関係

「熱しやすく冷めやすい」関係性が特徴で、人間関係を築くこと自体は得意でも、それを維持することが難しいです。この点は、ADHDの衝動性や注意の散漫さが影響しています​ 。

大人になってからの発見が多い

女性のADHDは症状が目立ちにくく、また過剰適応することでさらに症状が隠れがちになります。成人になってからルールが明確になると、これまで許容されていたミスなどが目立ち始め、ADHDの特徴が顕著になることがあります​。

二次障害が出やすい

長期にわたるストレスや過剰適応が、うつ病や不安障害などの二次障害を引き起こしやすくします。この点は、ADHDの特徴だけでなく、女性ホルモンの変動も関係していることがあります。

衝動買い

計画的に購入せず、衝動的に物を買ってしまう傾向があります。これは、我慢が効かない、イライラが強くなる、注意深く考えない状態が原因で、前頭前野の機能調節の偏りによるものです。

これらの特徴を理解することで、ADHDを持つ女性自身や、彼女たちを支援する人々が適切な対処法を見つけることができます。ADHDは個々人によって症状が異なり、個性を尊重しながらサポートすることが重要です。

成人女性におけるADHD診断の難しさ

大人におけるADHD、特に女性での診断は、女性特有の症状や社会的な役割と期待値により、難しいとされています。女性のADHDは、不注意が主な特徴であり、日常生活や社会生活でのミスが多い、時間管理が苦手、生活空間の整理整頓ができないなどの症状が顕著に表れます。これらの症状は、社会生活において目立ちやすくなります。

女性の場合、気分の変動が目立つこともあり、これがADHDの症状としての認識を複雑にします。気分変動の敏感さは、ストレスに対する反応として現れることが多く、この症状は月経前症候群(PMS)との関連や、躁うつ病(双極性障害)との区別が必要になる場合があります。ADHDの女性は、二次障害を発症しやすく、うつ病や不安障害との合併率が高いことが知られています​。

また、女性のADHDは、特定の女性らしい行動、例えば片付けや料理などに苦労することがあり、これが社会的な期待からの逸脱と見なされ、誤解される原因となることもあります​ ​。

成人期に発見されることが多い女性のADHDは、過剰適応や他の精神疾患との区別が難しいため、適切な診断を受けるまでに時間がかかることがあります。女性ホルモンの変動がADHDの衝動性や二次障害のリスクと関連しているため、女性特有の生理的な側面も診断の際に考慮されるべき点です。

女性のADHDに対する理解と適切な対応が、彼女たちが抱える困りごとへの対処や、メンタルヘルスの向上に繋がります。社会全体での認知と理解の深化が求められています​。

ADHDとともに成人女性が快適な人生を送るには

日常生活での対処法

成人女性のADHDの対応には、生活習慣の工夫や環境の調整が効果的です。例えば、タイムマネジメントのスキルを高めるために、時間の見積もりを改善し、一日のスケジュールを事前に計画することが挙げられます​。また、衝動買いや金銭管理に困難を感じる場合は、精神科や心療内科での受診・相談が有効です。

職場での配慮と支援

職場においても、ADHDの特性に配慮した環境が必要です。たとえば、タスクに対する明確な指示や、集中力を維持するための静かな作業環境の提供が有効です。産業医や専門家との相談を通じて、適切なサポートを受けることも大切です。

薬物療法と心理社会的療法

ADHDの治療には、薬物療法と心理社会的療法が効果的です。薬物療法では、注意力や衝動制御の改善を目指し、クリニックから出される処方薬が用いられることがあります​ ​。また、心理社会的療法も有効で、認知行動療法などを通じて、ADHDの人が自分自身を理解し、日常生活での困りごとに対処する方法を学びます。カウンセリングでストレス管理を行うことも、二次障害の予防につながります​。

まとめ

成人女性のADHDへの理解と適切な対応は、より良い生活品質の維持に不可欠です。個人の特性や困難に合わせた対策を講じることで、日常生活や職場での活躍が期待できます。



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監修医師

草薙威史 先生

草薙威史 先生

経歴
  • 山形大学医学部 卒
  • 二本松会山形病院
  • 飯沼病院
  • 星ヶ丘病院
  • さとうメンタルクリニック
  • 新宿溝口クリニック
  • ナチュラルアートクリニック
  • 新宿廣瀬OPクリニック
  • ひめのともみクリニック
  • 三田こころの健康クリニック新宿
  • 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 理事長
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